南阿佐ヶ谷の住宅

生活領域を拡張して開放的な住環境をつくる

敷地条件により、容積率を消化しても生活空間が足りないのでロフトなどを最大限活用したい、というのがクライアントの要望であった。そこで、まずは天空率を利用し屋根を最大限上げて気積を確保した上で、その気積のなかにどのように室内外の床を配置するかを検討した。その結果、中間階と最上階にロフトを設けるとともに、一部を外部化することで生活領域を広げることにした。即物的な方法により、多様な居場所を生み出すことになった。

竣工

2014年

構造規模

木造・地上2階

敷地面積

75.03m2

建築面積

37.35m2

延床面積

73.74m2+ロフト11.28m2+12.82m2

撮影

上田宏